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2008・4・10 「ラ・バヤデール」  モスクワ・ボリショイ劇場 inクレムリン宮殿劇場

2008年4月10日

ニキヤ…マリヤ・アラシュ ソロル…アレクサンドル・ヴォロチコフ ガムザッティー…エカチェリーナ・シプリナ  ニキヤはポリーナ・セミオノワの予定だったのですが、いつの間にか降板していました。アラシュはガムザッティで観た事があるのですが、ニキヤでは初です。身体は華奢で、しかし顔や雰囲気が濃いので、“舞姫”の要素はあったように感じました。おそらく彼女を単体で見たとしたならニキヤとしては少し違う気がしたと思うのですが、ガムザッティのシプリナと対比して見るとまあまあ良いかも…と思いました。  というのも、どうしてもアラシ...

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2008・4・09 「ラ・バヤデール」  モスクワ・ボリショイ劇場 inクレムリン宮殿劇場

2008年4月9日

(ニキヤ…スヴェトラーナ・ルンキナ) (ソロル…ニコライ・ツェスカリーゼ) (ガムザッティー…マリヤ・アレクサンドロワ)  ボリショイ新館で結構回数を重ねて観ている演目ですが、クレムリンだとまたちょっと違った雰囲気。オーケストラの音がマイク通して聞こえてくることとか、ステージがだいぶ広く感じられることとか。でもまあ、内容は同じです。 (↑そのせいか、袖に引っ込む時に歩幅間違える?ダンサーが何人か…)  ルンキナは…清楚で、綺麗で可憐なバレリーナだと思います。ただ、ニキヤはどうも彼女に合ってないような気がしてなりま...

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2008・3・26 「THE LESSON/ラ・シルフィード」

2008年3月26日

モスクワ・ボリショイ劇場まずは最初に「THE LESSON」。教師…セルゲイ・フィーリン生徒…ニーナ・カプツォーワピアノ教師…アンナ・アントロポーワ 小作品のバレエです。この作品はとてもダークな世界観を持ち、かなり好みが分かれるでしょう。はっきり言って気持ち悪さすら感じるのですが、そこがこの作品の持ち味です。 ヘンタイ教師といたいけな生徒、厳しいピアノ教師。出演者この3人。 舞台は陰湿な雰囲気のバレエレッスン教室で繰り広げられます。教師と生徒だけだと異質な空間に思われますが、ピアノ教師の存在が現実感を持たせます。役それぞれにイメージがあっているかはとて...

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2008・3・25 「ジゼル」 モスクワ・ボリショイ劇場

2008年3月25日

(ジゼル…ナジェージュダ・グラチョーワ)(アルブレヒト…ニコライ・ツェスカリーゼ)(ミルタ…マリヤ・アレクサンドロワ)この日の舞台は、素直に「良い舞台だったなあ」と思いました。ジゼルをはじめ主なキャストの印象も良かったですし、舞台の雰囲気もなかなか。カーテンコールも大盛況。終演後に感じたのは、満足感…まさにその一言に尽きるでしょう。 まず何よりも、グラチョーワのジゼル。テクニック、表現力、存在感・・・観る者を魅了してくれます。最近では確か2007年2月の初めにも彼女はジゼルを踊りました(この時も素晴らしかった)が、あの時よりもさらに&rd...

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タタール国立オペラ劇場

2008年3月13日

モスクワから東方に約800キロのところにあるロシア連邦タタールスタン共和国の首都、カザンに位置するオペラ劇場です。タタールスタン共和国の直接の起源は、13世紀末にロシアに攻め入ったモンゴル系遊牧民族・タタール人。もともとヴォルガ河に臨む交通の要衝ということもあり、カザンは現在ロシア有数の工業都市となっています。  連邦とは大雑把に言うと独立性の高い地方自治体の集合体なので、カザンはロシアの地方都市でもあると同時に、共和国の首都でもあります。こうした共和国の中でもタタールスタンはトップクラスの経済水準にあるので、一口に「ロシア地方都市の劇場」といっても、このタタール国立オペラは特に財政面で他...

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