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サンクトペテルブルク・アカデミー・バレエ 創立40周年記念公演 『スパルタクス』 アレクサンスキー劇場 2009年9月29日

2009年9月29日

音楽:ハチャトゥリヤン  振付:ヤコブソン  編集:ペトゥホフ  舞台装飾:パストゥフ 衣装:ソロヴィヨフ 照明:ダラガン <配役> スパルタクス:スメカロフ  フリギヤ:リュバムードロワ  エギナ:イグナーチエワ  クラッスス:ガリチャニン   エトルリアの踊り:ヤクシャノワ、アニシモフ、ドローヒン  カディスの女たち:パディモワ(ソロ) ヤコブソンの「スパルタクス」は1956年のキーロフ劇場(現マリインスキー劇場)で初演されました(全三幕)。キーロフ劇場の大きな舞台に再現された壮大なローマの風景と、次々に舞台にあふれる多くの民衆が、圧倒的な力を持って観客に迫るよ...

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ジェローム・ロビンスの『イン・ザ・ナイト』 2009年5月5日・9日 マリインスキー劇場

2009年5月9日

 五月の上旬に、マリインスキー劇場でジェローム・ロビンスの「イン・ザ・ナイト」が二度(5月5日、9日 ダブルキャスト)上演されました。この作品は久々の舞台登場。ロビンス自身が振り写しにサンクトペテルブルグに来た1992年からゆうに10年以上を経ての再演です。当時のピアノ奏者(リュドミラ・スヴェーシニコワ)が今回も続けて演奏を行いました。彼女いわく、ロビンスは非常に音楽に厳しい芸術家で、ダンサーだけでなく、ピアノ奏者とも個別にリハーサルを重ね、彼が滞在した期間はそれこそ早朝から深夜まで毎日リハーサルだったそうです。「そんなんじゃ踊らせない!!!」が初演前日の彼の言葉だとか。苛烈さがうかがい知れ...

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サンクト・ペテルブルグ国立児童音楽劇場 「ザゼルカーリエ」[鏡の向うの世界] 2009年4月2日『シンデレラ(チェネレントラ)』

2009年4月2日

 児童劇場と名前がついている劇場ですが、大人向けの作品も上演しています。ロシアの作曲家だけでなく、ヨーロッパやアメリカのクラシック・オペラなど幅広いレパートリーを持っています。この作品は、2009年3月終わりから4月の頭にかけて行われたザラターヤ・マスカ[ゴールデン・マスク](ロシア国内の劇場で上演された新作で優れたものに賞を授与する)で、作品賞と指揮者賞を獲得しました(今回はそのノミネート公演だったため、公演会場自体はモスクワ音楽劇場でした)。 音楽:ジョアキーノ・ロッシーニ 脚本:フェレッティ レチタティーボ部分のロシア語テクスト:A・ペトロフ、P・ブーベリニコフ 音楽監督・指揮:P・...

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3/22 世界のバレエ・スターたちによるガラ・コンサート 第9回マリインスキー国際バレエ・フェスティバル マリインスキー劇場

2009年3月22日

指揮:アレクサンドル・ノヴィコフ(第一部)、ミハイル・アグレスト(第二、三部) 第一部 フー・ケアーズ? 音楽:ジョージ・ガーシュイン オーケストレーション:ハーシー・ケイ 振り付け:ジョージ・バランシン  照明デザイナー:イーゴリ・ヤクシェフ 出演:イーゴリ・ゼレンスキー、アンナ・ジャーロヴァ、ナタリア・エルショーワ、エレーナ・ルィトキナ      他 ノヴォシビルスク・オペラ・バレエ劇場ダンサー  ダンサーたちが楽しんで踊っているのがよくわかりました。明るく快活でフレッシュな印象です。幕開けにもってこいのテンポのいい音楽と踊りで客席を沸かせました。最初に舞台に登場した瞬間のゼレンスキー...

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第9回マリインスキー国際バレエ・フェスティバル マリインスキー劇場 2009年3月14~22日

2009年3月22日

 マリインスキー劇場でのバレエ・フェスティバルも第9回を迎えました。監督が現在のファチェーエフになってから初めてのフェスティバルです。去年(白鳥の湖をいろいろな主役で連日上演)とは方針が変わって、ヴァリエーションに富んだプログラムとなりました。マリインスキーの二大スター(ロパートキナ、ヴィシニョーワ)のコンサートも加わりました。「せむしの仔馬」にヴィシニョーワの「BEAUTY IN MOTION」と、クラシック、コンテンポラリー合わせて新作も目白押しです。今年も世界各国からのゲストと共に豪華な公演が繰り広げられました。 今年の演目:3/14 せむしの仔馬(初演) 3/15 〃 3/16 ディア...

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