ボリショイ劇場新館(2007年12月10日)

会場にたどり着くまで

   クレムリンのすぐ近くにあり、正に街の最中心部にある劇場です。最寄り駅は地下鉄“テアトラーリナヤ”駅(=アホートヌィ・リャード駅=プローシャチ・レヴォリューツィイ駅)です。駅を出るとすぐ左手にボリショイ本館が見えます。のでその脇を歩いてくとボリショイ劇場のボックスオフィス(青年劇場のボックスオフィスもあって少し紛らわしいので、劇場内のボックスオフィスを利用したほうが楽かもしれません)があるのでそのまままっすぐ行くと左の写真のような場所に出ます。
 なお、駅を出て右手にある坂(バリシャヤ・ドミートロフカ通り)を上っていき、2つ目の角を左に曲がるとレストランがずらりと並ぶ
カメルゲルスキー横丁です。
 
チケット代はオペラはそれほどでもないのですが、バレエはびっくりするほど高価です。最初から買う気がないので細かく調べていませんが、平土間席だと5000ルーブリ(≒23000円)はするそうです。最廉席は基本的には400〜500ルーブリ(≒1800〜2300円)位です。いつもこのくらいの席しか買わないのですが、特に大きな問題は感じていません。 
写真:新館外観
(垂れ幕の下にあるのが正面入口で、ボックスオフィスもこちらにあります)


席に着くまで〜劇場の施設について〜

 正面口から入ってセキュリティをパスすると、おみやげ物屋、クローク、お手洗いへの階段、平土間席への入口があります。両脇(正面入口から見ると手前と奥)に上の階への階段があります。シンプルで好感の持てる構造です。でも、お手洗いは地下一階に一箇所あるだけなので、そこは多少不便です。
  客席は、本館と違って3層構造なので、客席数もそれほど多くありませんが、その分最上階までとてもきらびやかです。色々劇場を回りましたが、シャンデリアのまぶしさはここが一番です。
 
プログラムは20ルーブリ(≒90円)で、ロシア語と英語両方で書かれています。舞台写真などが多く掲載されたブックレットは100ルーブリ強(≒500円ちょっと)で販売されています。こちらは価格も装丁も演目により様々で、特別なイベントの時にはA4サイズで200ルーブリくらい(≒900円)します。全ての演目ごとに作られているかはわかりませんが、私が行く時は必ず売っています。このあたりは、さすがロシア・バレエの顔、ボリショイ・バレエだなあという感じです。
 
写真:劇場内装


■公演

 この日はバレエ「ジゼル」を観ました。若手は主役を踊ることが多いマリインスキーに慣れると、毎回キャストが豪華なボリショイ・バレエはハズレがなくて嬉しいです。
 この日のジゼルはナデジダ・グラチョーワでした。こんな浮世離れしたジゼルを観たのは初めてです。特にどこが優れている、と説明は出来ないのですが…。2幕はすっと現れすっと消える、という感じで、まさにジゼルでした。演技・解釈は至ってオーソドックスなのですが、踊り手にこれだけ強烈な個性があると、もうそんなものは必要ないんだなあと感服しました。
 アルブレヒトのアンドレイ・ウヴァーロフは、本当にサポートが上手いです。一幕のパ・ト・ドゥでも、ジュテの高さもタイミングもジゼルへの気遣いが感じられて、すごいなあと思いました。
 そしてミルタを踊ったマリーヤ・アラシュも、硬質な踊りがぴったりでとても良かったです。足の形からしてミルタでした。
 という感じで、主役級を見るとさすが天下のボリショイ・バレエという感じなのですが、群舞に乱れがチラホラあったのが気になりました。シーズン開幕からまだ2ヶ月だし、これから良くなっていくことに期待します。
写真:客席内
(赤−白−金の本館と違ってブルー基調です。)

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