他の記事を探す

2008・3・26 「THE LESSON/ラ・シルフィード」

2008年3月26日

モスクワ・ボリショイ劇場まずは最初に「THE LESSON」。教師…セルゲイ・フィーリン生徒…ニーナ・カプツォーワピアノ教師…アンナ・アントロポーワ 小作品のバレエです。この作品はとてもダークな世界観を持ち、かなり好みが分かれるでしょう。はっきり言って気持ち悪さすら感じるのですが、そこがこの作品の持ち味です。 ヘンタイ教師といたいけな生徒、厳しいピアノ教師。出演者この3人。 舞台は陰湿な雰囲気のバレエレッスン教室で繰り広げられます。教師と生徒だけだと異質な空間に思われますが、ピアノ教師の存在が現実感を持たせます。役それぞれにイメージがあっているかはとて...

もっと見る

2008・3・25 「ジゼル」 モスクワ・ボリショイ劇場

2008年3月25日

(ジゼル…ナジェージュダ・グラチョーワ)(アルブレヒト…ニコライ・ツェスカリーゼ)(ミルタ…マリヤ・アレクサンドロワ)この日の舞台は、素直に「良い舞台だったなあ」と思いました。ジゼルをはじめ主なキャストの印象も良かったですし、舞台の雰囲気もなかなか。カーテンコールも大盛況。終演後に感じたのは、満足感…まさにその一言に尽きるでしょう。 まず何よりも、グラチョーワのジゼル。テクニック、表現力、存在感・・・観る者を魅了してくれます。最近では確か2007年2月の初めにも彼女はジゼルを踊りました(この時も素晴らしかった)が、あの時よりもさらに&rd...

もっと見る

タタール国立オペラ劇場

2008年3月13日

モスクワから東方に約800キロのところにあるロシア連邦タタールスタン共和国の首都、カザンに位置するオペラ劇場です。タタールスタン共和国の直接の起源は、13世紀末にロシアに攻め入ったモンゴル系遊牧民族・タタール人。もともとヴォルガ河に臨む交通の要衝ということもあり、カザンは現在ロシア有数の工業都市となっています。  連邦とは大雑把に言うと独立性の高い地方自治体の集合体なので、カザンはロシアの地方都市でもあると同時に、共和国の首都でもあります。こうした共和国の中でもタタールスタンはトップクラスの経済水準にあるので、一口に「ロシア地方都市の劇場」といっても、このタタール国立オペラは特に財政面で他...

もっと見る

タタール国立オペラ劇場 リハーサル見学 レッスン見学 「シュラレー」鑑賞

2008年3月13日

リハーサル見学 「シュラレー」のリハーサルを見学させていただきました。13日に予定されている公演で主役を踊る予定の2人によるリハーサルでした。女性がアレクサンドラ・スロジェーエワ、男性がアルチョム・ベーロフ、どちらもプリンシパル・ダンサーですが、女性の方はまだ若手で、13日がこの役デビューだそうで、細かい振り、演技・表情を指導してもらっていました。途中からしか見ていませんが、約40分の間に、一幕のパ・ド・ドゥと終盤のパ・ド・ドゥ、をレッスンしつつ、スロジェーエワの休憩中にベーロフが2幕の祝祭の場で披露するソロをおさらい、という感じです。  実際このバレエ団のダンサーを観るのは初めてだったので、...

もっと見る

タタール国立オペラ劇場 インタビュー 国際バレエ・フェスティバル

2008年3月13日

インタビュー 3月13日に鑑賞した「シュラレー」で主役を踊られたアレクサンドラ・スロジェーエワさん(写真左)とアルチョム・ベーロフさん(写真右)に、公演後、インタビューをお願いしたところ、お2人ともとても感じの良い方で、快く応じて下さいました。 そして実際お話を伺ってみると、お2人ともとてもお話し上手で、面白いお話をたくさんお伺いすることが出来ました。  特にスロジェーエワさん、すっぴんなのに、お肌が輝いていました(笑) とても一児の母親には見えません。 <アレクサンドラ・スロジェーエワさん(写真左)>__まずは「シュラレー」のシュユンビケ・デビューおめでとうございます。 ありがとうございま...

もっと見る